先生と生徒

教育

塾講師が生徒に質問されて困ったときどうするの?

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塾講師は指導力を上げる努力を常にしています

私は学習塾講師をしていますが、お世辞にも学力が高い講師ではありません。

学歴も並です。

そんな中この業界にやってきたのは最高の受験をしてもらいたいという思いからです。

入社の際の学力テストはパスしましたが、正直こんなものは大抵の人なら通るでしょう。

なぜなら中学3年生の定期テストぐらいの問題で、60点くらい取ればいいんですから。

 

入り口が広いおかげで私はこの業界に入れました。

しかし、入ってすぐの頃は中学受験の問題なのにわからない問題も多かったですよ。

生徒は先生なら何でも質問に答えてくれると思っているでしょう。

確かに科目の担当の先生や、どの科目も百点満点をとれるような先生なら何でも答えてくれるかもしれませんが、理科の苦手分野などを聞かれると私はちょっと苦しかったですね。

質問をされるたびに教科書とにらめっこして自分も勉強しながら答えていました。

今では大分克服できましたが。

 

その私も講師の端くれとして担当科目は鍛えに鍛えています。

だから何でも答えられるし、絶対の自信を持っています。

絶対に教えないようなことまで普段勉強していますし、それが私を講師たらしめている行動だと思っています。

学生の頃は何も考えずに勉強していたことも、意識して極めようとすればどんどん深く掘り下げられるものです。

 

小学生と私達の違いに、使える時間の多さが違うということがあります。

小学生は例えば小4で中学受験の勉強を始めれば、残り時間は3年しか無いわけです。

その3年間で初めてのことを大量に習い、一回きりの入試に向けて準備をしていくわけです。

私達講師のように冷静に入試を分析してマスターする余裕などあるはずがありません。

私達は講師になってからはいつでも好きなときに科目の研究(しかも過去に習ったこと)をすることができるわけですから、勉強のことは詳しくて当たり前です。

 

もし何年も塾講師をしている人で、「あれ、この先生頼りないな」ということがあれば指導力の強化をおろそかにしているか、専門外なのだと思います。

塾の先生は勉強が出来ることが基本で、少なくとも生徒の前では何でも答えられることが求められるでしょう。

質問をされて自分もわからないときは

もっとも、先ほども言ったように私は苦手科目のことを聞かれた場合は今でも困ることがあります。

苦手科目の苦手分野のことは何度勉強しても頭に定着してくれないので質問をされても答えられないのです。

理科の特定の暗記分野なんかは、私自身が真剣に勉強をしたことがないので今でも??です。

 

そんなときに生徒に対してどうやり過ごすか。

これは、講師の密かな悩みではないでしょうか?(私だけ?)

正直にわからないことにはわからないと答えてしまうのも手ですが、何とか出来るならスマートに切り抜けたいものです。

かと言って、無理して答えた結果、嘘を教えてしまっていたとなると信用はガタ落ちです。

ここで私の行動を数パターン挙げてみます。

解答をこっそり見て答える

これが最も確実な方法です。

先生はすぐに答えられる問題でも答えを参照するのが普通なので、わからない問題のときも同様に答えを見つつ、頭をフル回転させます。

問題は解説が必要なのに解答のみである場合や、そもそも解答が無い問題の場合です。

そういった場合は次のような策をとります。

他の先生にバトンタッチする

あくまで建前は、「詳しい先生に答えてもらったほうがためになるから」です。

そういうテイで、○○先生、ちょっと説明してやってください、とお願いします。

しかし、心の中は完全にその先生に泣きついています。

講師間でこういうことはけっこうよくあります。

穏便に済むことが多いですが、自分のプライドは確実に傷つきます。

とは言ってもそれが実力だから仕方ないのですが…

生徒と一緒に勉強するスタイルでいく

「よし、じゃあ教科書を一緒に見て書いてあるところを探そうか」と声をかけます。

これは比較的低い学年の生徒相手には有効です。

時間の無い受験生にはそんなことをする暇はありませんし、少し大人になった彼らはすぐに答えを教えてくれない先生を怪しむのではないかと思います(推測)。

この方法の良い点は生徒とコミュニケーションをとることができ、自分も勉強になるところでしょうか。

自分の頭で答えを弾き出して答える

経験と大人の勘の成せるワザです。と言えば聞こえは良いですが、9割がた合っているだろうと思えることは答えとして伝えてしまいます。

後で必死に解答を確認したり、ウィキペディアを漁ったりと、背後での行動はかなりカッコ悪いです。

これで自分が間違っていたということは殆ど無いのが救いですが、こんなギャンブルのような行動に出てしまう自分が時々嫌になります。

もう開き直ってわからないと言ってしまう

質問を一つ切り抜けても矢継ぎ早に聞かれるときは正直に教えられないと言って、他の先生の助けの手を借ります。

講師としてはイマイチですが、ある意味仕方のないことと割り切っています。

実際生徒は先生がバトンタッチすることについてはあまり何も思っていないようです。

じゃあ普段からそうすればいいじゃないかと言うと、それができないのが講師のプライドですし、その部分が無くなってしまうと単なる恥知らずになるのでは?と思っています。

 

やはり悪印象が残ってしまうのは誤答を伝えてしまうことですね。

生徒の会話を聞いていても、小学校の先生の文句で一番多いのが間違ったことを教える先生が居るということです。

これに関しては私達も他人事ではないので常に気を引き締めて生徒の信頼を裏切らないように努めています。

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